妻が母になると毒になるという、言い古されたフレーズ
(何を今更、とツッコミが来そうなので「言い古された」は予防線です。)
Skypeでカナダ人の方と会話しているときに、ジョークを言ってやろうと思い、
日本の女性は怖いんです~。
妻という漢字の下の部位をみてください。
妻が母になると毒になるんですよ。
みたいな説明をして、笑ってもらおうとしたのですが、なかなか理解してもらえず、その日は話の途中でペンディングにしていたのですが
翌週のSkype会話の最初に
「ようやく分かりました。あの漢字のジョークが」
と言われ、やっと伝わったか~、でも、このジョークを話すんじゃなかった、と思った事がありました。妻と毒では上部(冠の部分)が違うので、外国の方へのジョークとしては適切ではありません。
ふと、そのことを思い出し、今まで調べたことがなかった妻と毒の由来を調べて見ました。
1.妻について
漢字/漢和/語源辞典によれば
https://okjiten.jp/kanji42.html
上部 かんざしの象形
中部 右手の象形
下部 両手をしなやかに重ね、ひざまずく女性の象形
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上部の かんざし の部分は初めて知りました。
2.毒について
漢字/漢和/語源辞典によれば
https://okjiten.jp/kanji647.html
上部 草の象形
下部 みだらになる人の象形
「草」の象形と「みだらになる人」の象形から、人をみだらにする草、「どく」を意味する「毒」という漢字が成り立ちました。
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みだら、という表現にグッときました。そして、下部は「母」ではありませんよね。
3.だったら、苺の由来も気になる。
漢字/漢和/語源辞典によれば
https://okjiten.jp/kanji2331.html
上部 並び生えた草
下部 両手をしなやかに重ねひざまずく女性の象形に二点加えた文字。
(「おっぱいのある母」の意味(2点は両手で子を抱きかかえるさまとも、乳を子に与えるさまとも言われている))から、乳首のような形の実のなる「いちご」を意味する「苺」という漢字が成り立ちました。
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乳首のような形の実のなる「いちご」の部分。今の苺は大きいので、今を基準にするとビックリですけど、昔の野いちごは、小さかったと思うので納得です。
4.まとめ
次にSkypeで海外の方に漢字を使った冗談を言うときは
妻が母になると、みだらになるんですよ。
とやってみます。
もちろん、ジョークで書いているんですが、下品だったらコメントください。修正させていただきます。
○以下のURLも読んでみて良かったです。
・語源由来辞典 - 妻
http://gogen-allguide.com/tu/tsuma.html
・「毒」のなりたち・下部分は「母(はは)」か「毋(なかれ)」か
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/5200193.html
・もののはじめblog -『毒』の成り立ち
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/4c2a627967342d1f72a13ed238c7eb6d
・漢字文化資料館 - 「毒」という漢字には、なぜ「母」という字が含まれているのですか?
http://kanjibunka.com/kanji-faq/old-faq/q0268/